温度と湿度のお話

温度・湿度を調整すると病気の

予防が出来ます!!

日常生活において、あまり「数字」として気にすることが少ない温度と湿度ですが、快適な毎日を過ごす為にはお部屋の温度と湿度を知り、しっかり管理をする事が大切です。

温湿度計を使って、お部屋の温度を20~26℃湿度を40~60%にしっかり調節して風邪や病気の予防をしましょう!!

●かぜ、インフルエンザ

誰もが気をつけたいかぜやインフルエンザ、かかってから慌てたりしていませんか?人間にも快適な環境がある様にかぜやインフルエンザのウィルスにも快適な環境が有るのです。一般にかぜやインフルエンザのウィルスは低温低湿状態(温度15~18℃以下、湿度40%rh以下)を好むものが多く活動が活発になります。逆に湿度の高い環境には弱く、増殖力や感染力を奪うことが出来ます。

 

●ダニ・カビ

科学技術の進歩で季節を通して快適な生活を送れるようになりましたが、人間にとって快適な環境はダニやカビにとっても都合の良い環境です。多くのカビやダニは高温高湿をを好み、ダニは温度20~30℃、湿度60%rh以上、カビは温度20~30℃、湿度70~90%rhを好みます。

 

●食中毒

食中毒は梅雨~夏というイメージがありますが、実は一年を通して注意が必要です。食中毒の原因は様々ありますが、一番多い原因が細菌やウィルスによるもので、全体の約80~90%といわれています。腸管出血性大腸菌(O-157)などの細菌高温高湿を好み、温度25℃以上、湿度70%rh以上で増殖が活発になります。梅雨どき~秋にかけて食中毒が多く発生するのは、この為です。一方で「ノロウィルス」などのウィルスは気温が低く空気が乾燥する冬に活発になります。これらの事から一年中、食中毒に対する注意が必要となります。

 

●快適な温度・湿度の目安

温度・湿度の管理は快適に暮らす為だけでなく、健康的に暮らす為にも、大切になります。

温度20~26℃、湿度40~60%rhが目安です。

空気が乾燥する冬は湿度を上げる必要があります、加湿器だけだ無く、濡れたタオルをかけておくだけでも湿度は上げられます。温度や湿度を調節するだけで、かぜ、インフルエンザ、食中毒の予防になります。みなさん健康に注意しましょう。

いろいろ書きましたが、1番の予防法は帰宅時の手洗いうがいです!お忘れなく!!